小説の書き方(12) タイトル

どもども、武岡です。

本日の献立はそのものずばり「タイトル」となっております。

なかなか難しいですよね、タイトル。これだ!というぴったりはまるアイデアが出てこないと決まらないものです。

どんな言葉を参考にしたらいいんだろう、とお悩みのあなた。ぜひこの記事を参考にしてみてください。


・お話の「シンボル」をつけよう

必死に書いて推敲も重ねに重ねた大事な一作。その看板を立てるのです。

その時最も有効な手法はというと、やはり「テーマ」「シンボル」をタイトルにつけるのが大多数のように思われます。

ただし、「友情!」とか「恋」とか、ありきたりな文句ではいけません。それらを連想させて、かつ人の目を引くかっこいい語句を考えなければなりません。

また自慢の様で申し訳ありませんが、拙作「鬼なるもの」というタイトルは、「鬼とは何ぞや」という問いかけとともに、主人公が「人」と「鬼」の間で揺らぐ様にもかけた題名です。

このように、お話を象徴かつ的確に言い表した題名を意識しましょう。中身と題名がかけ離れていては意味ありませんから……。


・だからと言って

「じゃあ、掲示板のタイトルみたいに中身を説明する感じで書けばいいの?」と思った方。

それはあらすじであって、タイトルではありません。

最近よくそう言った系統の長々としたタイトルをよく見かけますが、はっきり言ってダサいです。先ほども少し言いましたが、タイトルはお店の看板です。そこに「この店はイタリアンの料理を出し、お酒も扱います。全席禁煙で~」などと長々書かれていては目が滑ります。シンボルは端的であるべきでしょう。それでいて印象に残るぴったりの題名を探さなければなりません。その手間を惜しんであらすじを書いてしまうのでは、ちょっと……。


・まとめ

しつこいようですが、タイトルとは、物語の看板です。中身をわかりやすく、端的にかつ印象的に言い表すものです。ここで手抜きをして雑にやっつけてしまわないように、丁寧に練ってください。

それでは、また。

武岡瑞樹のひとりごと

一次創作の小説書きのつぶやき。

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