小説の書き方(1) 物語の始め方

こんにちは。武岡瑞樹です。

最近いろんな人から「小説書けるって、どんな頭してんの?」といろんな人からご質問を受けるようになりました(笑)

特別すごいことを考えているわけではないのですが←、「小説書く時ってどんな風に話考えてんの?」「どういうロジックを組んで書いてるんだ?」と思われる方は多いようです。

ということで、「自分でも何か書いてみたいなあ」という方向けに、私の自己流ではございますが、今回は「書き始めのとっかかり」について皆さんの参考になればなあと思いつつ語らせていただきたく思います。


・色々なとっかかり

「じゃあまず何を考えればいいんだよ」とおっしゃる方も多いと思います。

これについては、個々人で全く違ってきますので一概に「これをこうこう考えなさい」という正解はございません。ただ、とっかかりにしやすいもの、題材を思い浮かべやすいものを探すときに手がかりになるものはいくつかあると思います。

まずは「セリフ」。おいおい、台詞なんていきなり出てこないよ。そんな方もご安心ください。これは冒頭のセリフじゃなくて、いわゆる「決めセリフ」です。主役でも敵役でも構いません。とにかくかっこいい、物語を最高に盛り上げるセリフを一つ考えてみてください。それに対する誰かの反応が自然と頭にうっすら浮かんで来たら、「勝ちパターン」入りました。そこからセリフを発するキャラクターの形が出来上がってくるでしょう。このようにある台詞を起点にするという方もおそらく大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

つぎに「テーマ」。それがわかれば苦労しねーよ?まあちょっと聞いておくんなまし。テーマの決め方ってのがあるんです。すなわち、「最高に盛り上がる場面で伝えたい感情」を決めておくのです。例えば「熱い友情」をテーマにするとしましょう。どんな舞台が一番映えると思いますか?学校かもしれないですし、会社かもしれないし、何なら病院なんかもありですね。思いつく限りメモしてみてください。では病院にしてみましょう。病院で友情。ここまでこれば何となく何らかのドラマが頭をよぎるのではないでしょうか。主人公はお医者さん?看護師?入院患者?出入りの清掃業者?ここからはお好みで…。

もちろん、上記のふわっとした入り方ではなく、きっちり「キャラクター」を作って話を考える。これもありです。どんなキャラクターを動かしたいか?性別・年齢・職業から趣味・家族構成・身長体重など細かいところまできっちりキャラクターシートを作成し、そのキャラが最も輝く話を考えていけばいいのです。


・お前はどうなんだよ?

「それが知りたいんですけど!」という奇特な方もいらっしゃるのでしょうか。

私の場合は……残念ながら上記のどれともちょっと違う。

上手い説明が難しいんですけど、頭の中にアニメがね、流れるんですよ。キャラが動いて、喋るんです。それを文字に起こすというのが私流。

「……何言ってんだこいつ」?そうですね。自分でもこの方法をまかり間違っても人にお勧めできません。この答えを聞いた人の大半は「???」って顔するんだもん。とにかく、「場面」「セリフ」が一度にポンと浮かんでるんだなーぐらいに思っていただければおおむね間違いありません。

……何でお勧めできないかって?これね、すさまじくでっかい短所があるんですよ。すなわち「頭の中のキャラが動いてくれないと書けなくなる」。ロジック?何それ?みたいな、ある意味センス頼りの書き方なんです。だからわたしの書いた文って100%センスの塊です(笑)ああ、恥ずかしい。


・どうしても何にも出てこない!

あるあるですね。書きたい気持ちはあるんだけど、何書こう……。そんな時ってありますよね。世の中便利です。ネットにもぐって「小説 お題」で検索してみましょう。

古き良きお題サイトもありますし、最近はTwitter向けにランダムでお題を出してくれるサービスもあります。これらも存分に活用して損はなし。いい練習にもなります。

使い方は自分の心のセンサーにピンとくる単語が出るまで漁ることですね。合わないお題でも練習だ!という方はそれもありなのですが、9割の確率で筆が折れ、キーボードをたたく指が止まります。私がそうです。

「小説を仕事にして食べていくんだ!」というのなら無理無理やらなければならないでしょうが、気楽に趣味で書くならビビッときたお題を使ったほうが良いと思います。


・まとめ

いかがだったでしょうか?皆さんの小説書きたい魂に一石を投資ることができていれば幸いです。

ご要望があれば次回も何か書こうかな。

それでは、またお会いしましょう。

武岡瑞樹のひとりごと

一次創作の小説書きのつぶやき。

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